慎重に選ばなければ購入に支障が出ることもある!自動車ローンの種類

最近では都市部を中心に車離れが起こっているというニュースがありますが、それはあくまで交通インフラが完備している都市部の話であって都市部をちょっと離れれば車無しではたちまち生活に支障が出てきます。したがってこのような地域では車と言うのは必需品で、需要が無くなることはありません。しかしこういった地域の人であっても車は安い買い物ではありませんから、多くの人が自動車ローン(オートローン)を組んで買うことになります。

自動車ローンには注意が必要

しかしこの自動車ローンを選ぶ際には慎重に検討しなければ、審査が通らなったり、審査は通っても借入できる金額が足りなかったり、ローンを払い終えるまで自分の名義にならなかったりというような様々な問題に直面することになります。トラブルを避けるのであれば最も良いのはお金が溜まるまで待って現金で買うことですが、生活上それまで待ってはいられない場合には良く調査したうえで、自分に最も合っていると思われるローンを利用するようにして下さい。

銀行の自動車ローン

お金を借りるときにまず頭に浮かぶのは銀行です。自動車を買う場合にも銀行には自動車ローン、オートローンあるいはマイカーローンなどの名称で目的別ローンとして自動車を購入する時に融資してくれるローンが有ります。目的別ローンですから金利が低くて良いのですが、審査は厳しく会社員であれば入社5年以上の正社員なら良いですが、入社後5年未満の正社員や派遣社員、契約社員あるいはアルバイトと言うような場合には審査が通らない場合もあります。自分は大丈夫と言う場合には銀行で相談してみてください。

販売店やディーラー系の自動車ローン

もう少し審査が緩いものに販売店やディーラーが斡旋してくれる自動車ローンがあります。金利は銀行よりも高い場合も多いですが、借りやすいので多くの人が利用しています。しかし問題点もあります。まずこの自動車ローンでは車検証などの名義が自分ではなく販売店になってしまいます。また別途保証料が必要になったり、肝心の借入金額が審査の後でなければ決まらないため場合によっては必要な金額に達せず購入に支障を来すこともあります。

ファイナンス系の自動車ローン

これはファイナンス会社が提供する自動車ローンでかつては金利が高かったのですが、上限金利が抑えられたことによって現在ではかなり低い金利で借りることが出来ます。審査は販売店系よりも厳しいことが多いですが、銀行系よりは借りやすくなっています。また所有権がファイナンス会社のものになるというようなことも無く名義はあくまで本人にあります。金利だけを考えると銀行系が良いですが、借りやすさも加味して考えるとこのファイナンス系もお勧めです。

自分に合ったものを選ぼう

この他JAでも自動車ローンを扱っていますので、農家で日頃からお付き合いが有るような場合には一度相談してみても良いでしょう。このように様々な自動車ローンが存在しますので自分の状態を良く考えて、まずは審査が通りそうな物を選んで、あとは金利や名義など自分の考え方で利用するものを選べば良いでしょう。ただし他に大きなローンを抱えていたり、何か審査に不利な材料が有る場合には、一度審査に落ちてしまうとその記録が残り後々影響が出る場合もあるので注意してください。

閉じる