財形貯蓄で財形住宅融資を受ける!財形住宅限度額はいくらになるか

バブル期の様に住宅価格が高騰してしまうと、とても購入しようと考えなくなってしまう人もいますが、最近では不動産価格が下落して落ち着いてきていますのでひところよりもお買い得感が有り、住宅を買おうと考えている人も多いでしょう。しかし安くなったとはいえそんなに安い買い物とは言えませんし、年収自体も下がって来ているため、即金で買える人はまずおらず、購入する場合にはローンを組んで長期に返済していくのが普通です。

住宅購入で利用するローン

住宅と言う買物は普通の人の場合人生で最大の買物と言って良いでしょう。したがってローンの額も返済期間も非常に大きく長期に渡ります。そこでこの住宅購入のために金融機関が用意しているのがフラット35などと呼ばれる住宅ローンです。この住宅ローンは大変金利も安く設定されており有利なものですが、自己資金によってはこれでは足りない場合もあります。そこで用意されているものの1つが財形住宅融資と呼ばれるものです。フラット35と併用するという前提はありませんが多くの人が併用しています。

財形住宅融資

財形住宅融資は就職すると任意ですが非課税の財形住宅貯蓄を勧められます。これは字で分かりますが財産を形成するための貯蓄で、通常は住宅購入時の自己資金などに使われます。この財形貯蓄を行っている人が住宅を購入する場合には原則財形貯蓄額の10倍まで低い金利の融資を受けることができます。これが財形住宅融資と呼ばれるものです。したがって将来住宅を購入しようという考えを持っている人は就職したら財形貯蓄を始めて損はありません。そんなの知らないという人は今からでも始めましょう。

財形住宅限度額は

この財形住宅融資の限度額は前記の様に原則財形貯蓄額の10倍までですが、最大4000万円までで、住宅購入額の90%までとされています。例えばいま財形貯蓄が300万円あるとしたら融資額は10倍の3000万円ですが、住宅価格が3000万円の場合にはその90%である2700万円までの融資と言うことになります。また住宅価格が5000万円だとすると財形貯蓄が500万円あったとしても4000万円までしか融資は受けられません。

年収による縛りが有る

これに加えて年収によって年間返済額の上限が決められています。例えば年収400万円以上の場合返済額は年収の40%以下ですが、年収が150万円未満と言うことになると返済額が25%以下とされているため、これによって借入限度額が制限を受けることがあります。またフラット35と併用する場合には借入の合計額が購入価格の90%以内とされています。この他様々な規定が有りますので詳細についてはホームページなどで確認してみてください。

返済期間と金利

返済期間は1年刻みで35年まで選べます。金利は5年ごとに見直される変動金利型で現在の金利としては年利1.04%となっており現時点ではフラット35よりも有利です。ただしフラット35は35年間固定金利ですので5年後にどうなっているかは分かりません。どのような組み合わせでローンを借りるかは借り手の考え次第ですが、住宅販売会社や金融機関あるいは相談窓口などを利用して最もお得だという組み合わせを選ぶようにしましょう。

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