学生でも自動車ローンは組めるの?返済の見込みはあるのでしょうか

学生でも年齢的には運転免許証は取得できますから、学生も自動車が欲しくなるのは当たり前のことです。しかし普通の会社員でも自動車を買うことは資金的にそう簡単な事ではありません。ですから安定収入の無い学生が自動車を買うのは容易ではありません。自動車ローンは総量規制が掛りませんからこの点では学生でも構わない訳ですが、自動車ローンの審査は大変厳しいので学生の場合には融資を受けられる可能性は極めて低いでしょう。

収入が無いので実際には難しい

学生の場合、学業が本分ですから、勤労学生は別にして通常は安定した定期収入はありません。いくら総量規制が掛らないと言っても定期収入が無ければすぐに返済に行き詰るのは目に見えています。したがって金融機関ではそもそも学生はローンの対象にしていなかったりする場合もあり、自動車ローンを借りることは実際にはまず無理です。したがって融資を受けたい場合には何か別の方法を考えなければなりません。学生の信用とはその程度なのが現実です。

保護者が連帯保証人になる

そこで学生でも融資してくれる条件を考えてみましょう。借り手には信用力が無いのですから、それに代わる信用力を持ってくれば良い訳です。つまり通常の自動車ローンには必要ないですが、連帯保証人を必要とする自動車ローンであれば連帯保証人の方の信用力が高ければ融資される可能性が有ります。そこで自分より信用力のある保護者にお願いすることを考えましょう。保護者には内緒で自動車を買うというようなよからぬことは考えないようにしましょう。

維持費を計算してみる

借入できそうだということになったら、自動車の維持費を計算してみましょう。自動車を所有すればローンを返済するだけでは済みません。保険料や車庫代、ガソリン代などの維持費が必要で、ローンの返済の上にさらにこの維持費が掛るわけです。毎月この維持費がどの程度かかるようになるのか出来るだけ正確に計算してください。希望的観測で安めに見積もるのは止めましょう。正確を期すため自動車を所有している人にも聞いてみてください。

返済計画を立てる

毎月の維持費が計算出来たら、ローンの返済と合わせて自動車購入に伴って毎月いくらくらい出費が増えるのかが分かります。学生のためどのように収入を得るのかは知りませんがその収入から通常掛っている支出を引いて増加した出費分が賄えるかを計算してみましょう。収入にばらつきが有る場合には最低線の収入で見積もっておいた方が無難です。この計算で賄えるという結果だ出た場合にはその結果を返済計画に纏めて融資を申し込みましょう。

返済に無理がある場合

もしこの計算で自分の収入では賄っていけないという結果が出た場合には、融資は諦めた方が無難です。無理して借り入れをしたとしても、すぐに連帯保証人に迷惑をかけることになってしまいます。予め援助してもらえる約束が有るのであれば別ですが、そういう約束が出来ていない場合には、ローンを組むこと自体を諦めて購入できるだけのお金を溜めてから現金で買うという方法を勧めます。時間はかかりますがローンに追い詰められるよりもずっと良い方法です。

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