法人への貸出金利はそれぞれ違う!法人の信用度が審査されています

企業は運転資金などが足りない場合には、金融機関から事業資金を借入することになります。この借入にももちろん貸出金利が設定されていますが、この金利は企業ごとに変わります。カードローンを考えてみてください。カードローンの金利には幅が有ったと思います。その幅の中で各利用者ごとに金利が決められます。それと同じで法人向けの融資でも借入する企業ごとに金利は違ってくるわけです。ではこの違いはどんなところから来ているのでしょう。

金利は信用度に関係する

一般的な傾向としては信用度が高い法人に対しては貸出枠が大きく金利は低く設定されます。逆に信用度が低い法人に対しては貸出枠は小さく金利は高く設定されます。したがって金融機関からの借入で金利が高いという場合には、信用度がまだまだだと思って良い訳です。信用度と言う物は急には上がりませんし、まだ創業間もない場合には、そんなに高いわけは無いのです。金利が高いからと言って悲観してしまうのは良くありません。踏ん張りどころかもしれません。

どのようにして信用を作るか

信用を作るにはまずか借入したものはきっちり返すことから始まります。カードローンでも申込時は最も高い金利が設定されますが、半年程度問題なく利用を続ければ、金利を見直してもらえます。それと同じで滞納などせず、予定の通り返済できていれば信用は自然に作られていくものです。そうすればだんだん大きな借入を低い金利で受けることができるようになって行きます。慌てずに少しづつ信用を拡大させていくことが大切なことなのです。

利益を上げることも有効

もちろん企業の力は得られる利益で見ることが出来ます。年々利益が上がって行けば、当然動かせるお金も大きくなり金融機関にも大きなアピールになります。要するに経営はこの上なく順調と判断されるわけです。こうなってくると金融機関の方の貸出枠は急激に大きくなっていき正常に返済されていれば金利も更に低くなっていきます。大きな信用を勝ち得たということです。ここまで来ると更なる事業拡大のための融資にも積極的に乗ってきてくれるはずです。

利益が縮小してしまっている場合

利益が縮小している場合でも黒字を出していてしっかり返済もしていれば信用度は上がります。ただし赤字を出すようになると金融機関は要注意と言う目で見るようになります。信用は下がって金利は高くなるかもしれません。また赤字幅が増加し、債務超過を起こしてしまうと、融資自体を見合わせるようになる可能性もあります。そうなる前に、抜本的な対策を講じなければなりません。もちろん金融機関に相談して対策を協議実行して融資を引き出すことも必要かもしれません。

慌てないこと

禁物なのは信用度を高めることを急がないことです。利益が上がれば信用度も上がると言えば拙速な方法で利益を上げようとして失敗する場合が有ります。失敗すれば信用度が上がるどころか、大きく信用を失うことにもなりかねません。慌てて何かを行おうとするのは大変リスクの高いやり方です。ですから慌てす長期計画を立ててじっくり信用を獲得出来るように事業を進めるようにしましょう。失った信用はなかなか回復しないということを覚えておきましょう。

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