企業によっては会社内に有利な貸付金制度が有る!借入を検討しよう

個人の場合大きな買い物と言えばまずは住宅が有り、次あたりが自動車と言うことになるでしょうか。以前のように終身雇用制度が行き渡っているときには企業も社員も一生付き合うというような考え方が有り、そのようなつもりでこれ等の大きな買い物をする場合には、銀行などの金融機関よりも有利な金利で会社から借りられる貸付金制度が充実していました。現在でも大企業中心になりますが、このような貸付金制度が自分の会社にあるのであれば、自動車を購入する際には利用を検討してみましょう。

制度を調べる

まず制度が無ければそもそも駄目なのですが、貸付金制度が有るのであれば内容を調べてみましょう。会社によって考え方が違い住宅の購入時だけにしている場合もありますし、様々な利用方法を認めている場合もあります。また貸出条件も様々で勤続年数で制限していることもあります。制度が有ったとしてまず自分も貸出条件に当て嵌まっているかどうかを確認してみて下さい。貸出条件に当て嵌まるのであれば次にお得に利用できるかどうかを検討することになります。

他のローンと比較する

貸付金制度が有っても銀行の自動車ローンなどと比べて金利が高かったりしたのでは全く利用価値が有りません。ローンでは金利以外にも手数料や保証金と言う名目のお金がかかりますから銀行や販売店、ファイナンス会社の提供するローンなどと良く比較して本当に有利なのかどうかを計算したうえで有利だという結論が出たら貸付金制度を利用して借入をする方向で会社と相談しても良いのではないでしょうか。場合によってはまずは上司に相談してもよいでしょう。

借入期間と返済方法を確認する

返済していくにあたって重要になるのが借入期間と返済方法です。金利が低くお得であっても借入可能期間が短く月々の返済額が大きくなるようでは実際には借入できない場合もあります。また返済方法は元利均等払いなのか、ボーナス併用が出来るかなどを確認して自分が返済していけるかどうかをよく検討しておかなければなりません。ボーナス併用が出来なければ月々の返済額は大きくなりますから、場合によっては生活を圧迫する可能性も出てきます。

注意するべき点

問題なのは現在は終身雇用ではなくなってしまったということです。終身雇用であれば返済が終了するまで同じ会社に勤めることを前提にできますが、今は来年のことすらはっきりとは言えません。貸付金制度で大きなお金を借りてしまうと、転職する場合には制度にもよりますが一気に全額の返済を迫られる可能性もあります。したがって貸付金を利用しようというときには将来にわたって勤め続ける前提で借りることが必要です。もし転職を考えている場合には利用は控えましょう。

将来を考える

もし勤め続けるつもりが有り利用条件を満たしていたとしても、貸付金はすべて返済するまで再度の利用は行えないのが普通です。したがって近い将来例えば住宅を購入する計画が有るというような場合には、この制度を自動車で利用するよりも住宅の方で利用するべきです。したがっていくら好条件でも利用は止めておきましょう。人生設計をよく考えて将来的に最も有利な方法を考えることが重要です。目先のことだけで判断してはいけません。

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