自動車ローンの契約を交わす場合売買契約の契約書が必要な場合が有る

自動車を一度でも自動車ローンを利用して買ったことが有る人は購入までの大まかな流れを理解しているはずですが、初めて購入しようという人の場合には良く分からないまま販売店やディーラーの言いなりに購入を進めてしまう人も多いでしょう。そこで購入後にトラブルにならないよう自動車を取得するまでの契約関係について確認しておきましょう。販売店やディーラーで扱う契約ではローンまで一連の契約だと考えている人もいるかもしれませんのでミスの無いように注意してください。

自動車ローンを利用する場合の自動車購入の契約

自動車を購入する場合色々な契約を交わす必要が有ります。ここでは保険以外の契約を見ていきましょう。保険以外で自動車ローンを利用して自動車を購入する場合の契約は基本的に2つです。1つは自動車の売買契約でこれは自動車の販売店やディーラーと自動車を購入する人の間で交わす契約です。したがって販売店が守らなければならない条項はこの契約に記載されている条項ということになります。この契約自体には購入者がどのようにお金を調達するのかは関係ありません。

自動車ローンの契約

2つ目の契約は自動車購入者と金融機関との契約です。金融機関は銀行、販売店やディーラーの提携信販会社、ファイナンス会社などになります。この契約は純粋にお金を借りて返すと言う契約ですから、自動車の状態などには関係しませんし、基本的には販売店やディーラーを何らかの形で拘束するような条項は含まれていません。特に販売店やディーラーの自動車ローンを利用する場合には分かりにくいかもしれませんが契約自体は分離して考えなければいけません。

自動車に不具合が有る場合

納車後自動車に不具合が有って、購入自体を取りやめるというような状況になったとします。取りやめることが出来るかどうかは自動車の売買契約書によりますが、とにかくこの問題は購入者と販売店間の問題と言うことになり、お金を融資した金融機関には関係ありません。したがって例えば売買契約が破棄になって販売店から返金が有ったとしても、自動車ローンをどうするのかと言うことは改めて金融機関と話し合うことになります。契約は別物だということを理解しておきましょう。

契約書は隅々まで読んで理解しよう

何らかの契約書を取り交わした人は経験が有ると思いますが、一般人が契約を結ぶ場合なかなか契約書を隅々まで読むということはありません。一連の説明を聞いたら言われるままにサインをするというのが一般的です。しかし契約書はそう言う物ではありません。自動車の売買契約にしろローン契約にしろ契約後に問題が起こった場合の対処方法などが詳細に書かれていますので、知っていなければ不利になってしまったりすることもあります。したがってよく読んで理解してから契約を交わしましょう。

自分でサインすること

銀行の自動車ローンなどでは、契約書に購入者に成り代わってサインするようなことは絶対にありませんが、よくあるのが知り合いのディーラーから自動車を購入するような場合に、よろしくと言っておくと勝手に契約書を作成してサインまでしてしまうと言う場合です。結局これが後々トラブルに繋がってしまう場合も有りますので、知り合いのディーラーに頼む場合であっても契約書には自分でサインする旨念を押しておくようにしてください。

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