法的に未成年は契約を結べない!このため融資を受けることはまず無理

未成年の場合でも自動車が欲しくなったり、旅行に行きたくなるのはごく普通のことです。しかし大人でも同じですが何かが欲しくなったりした時に都合よくお金が有るとは限りません。そこで例えば自動車ローンを組んだり、カードローンを利用して借入するのが普通になっています。大人の場合は簡単に言えますが、これが未成年になった時にはどうなるのでしょうか。未成年でも大人と同じように簡単に借入の契約は出来るのでしょうか。

未成年の融資の契約

未成年の場合残念ながら融資を受ける契約を結ぶことは法的に禁止されています。したがって自動車ローンもカードローンも原則的には借入することはできません。例えばカードローンの契約条件を見てみてください。年齢制限は殆どの場合20歳以上となっているはずです。ですから未成年の場合で何かを買いたいとかどこかに行きたいとかいう場合には、お金を溜めるか、良い悪いは別にして親の脛をかじるかするしか方法としては無い訳です。

学生の場合

学生の場合は20歳を超えていてアルバイトなどの収入が有れば、かなり難しいですが借入は可能です。これは学生であっても20歳を超えていることで成人とみなされるためです。ただし実際の場合には学生を対象外にしているローンも多いため未成年と大きな違いは無いと言っても良いでしょうまた借りられるにしても、学生ですから学業が本分であってアルバイトをいつまでも続けているのは難しく、返済が厳しくなることも考慮が必要です。

クレジットカードを使う

未成年であってもクレジットカードの家族カードであれば実際の契約者名義でキャッシングが利用できる場合が有ります。こういう場合にはすぐに利用していることは知られることになりますから、内緒にしておくことはできませんが、経済的な余裕が有る家庭では家族カードを作ってもらいましょう。またどうしてもお金が必要と言うことであれば親にカードローンなどの借入をしてもらってあとは少しづつ返すように交渉しても良いでしょう。

成人にみなされる場合もある

未成年でも例外的に成人にみなされる場合が有ります。結婚した場合です。結婚すると法的には成人に見なされることになり、お酒とか煙草は駄目ですが様々な権利と義務が発生します。ただし未成年と言う括りで禁じているものはクリアできますが、年齢が20歳未満として禁じている場合にはクリアできないため例えばカードローンなどが借り入れできるのかは疑問です。しかも未成年の結婚には保護者の許可が必要ですからハードルも高くなります。

20歳になるまでは

したがって20歳を迎えるまでは、最も良いのはお金を借りようなどと思わないことです。いつもニコニコ現金決済を励行しましょう。未成年と言えば学生の場合も多いですし、就職していてもそれ程大きな収入は得られません。したがって、大きなお金を借りても返済に苦しむだけです。ですから、成人するまでは自分の手持ちの中だけの経済規模で生活を送り、いろいろな経験を積んで成人するのに備えるための準備期間だというように割り切って考えるようにしましょう。

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