事業資金には日本政策金融公庫が利用できる!その融資制度の利用方法

事業資金が必要になる場合普通は銀行などの金融機関に融資をお願いするわけですが、融資してくれるのは何も民間だけではありません。公的な機関でも融資を行っています。例えば日本政策金融公庫というところでは実に様々な融資制度が有り、経営に行き詰ってしまっているような企業でも融資が受けられるようなものもあります。金利も民間に比べて低めの設定ですから借りやすく、条件さえ合えば利用してみる価値は十分にあります。一度ホームページを見てみましょう。

日本政策金融公庫とは

日本政策金融公庫は正式名称株式会社日本政策金融公庫、略称日本公庫と言います。株式会社となっていますが財務省の特殊会社ですので公的機関です。この日本公庫は2008年にその当時の国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が一緒になって設立され縮小した事業もありましたが、基本的に事業を引き継いでいます。ホームページをみれば分かりますが役所らしく今でも融資制度はその頃の名残が残っており、しっかり分けて表示されています。

融資制度の例

誰でも利用できそうなのが普通貸付と呼ばれるもので、運転資金や設備投資の場合4800万円まで借入できます。保証人や担保については借り手の要望を聞いてくれます。場合によっては無担保、無保証人の経営改善貸付などがあります。金利は担保の有無、保証人の有無、融資期間などによって非常に細かく規定されていますので自分の条件に合わせて調べてみてください。条件を入力すれば表示されるような仕掛けをホームページに設置してもらえるともっと利用しやすいのですがね。

申込むには

利用しようという場合には企業規模によっても違いますが小規模の場合には、先ず相談の必要が有ればそのための電話番号が用意されていますので電話で相談できます。もちろん窓口に行って相談することも可能でその場合には直近2回分の決算書を用意しましょう。申込は申込書を窓口あるいは郵送で提出するか、ホームページ上から申込みます。ホームページを利用した場合には書類は後日提出することになっています。同時に決算書などが必要になりますから必要書類を確認して間違いに無いようにしましょう。

融資までの流れ

申込を行うと次に面談が行われます。この時に必要になる書類についてはホームページを確認して、十分検討して記述しておいてください。面談で問題が無ければ融資が決まり契約書類を取り交わすことになります。契約が完了すれば融資が行われます。返済は月払いで、返済方法も何種類か用意されていますので、自分のところに合ったものを選べるようになっています。まずはホームページを覗いて見て利用できそうな融資が有るかどうかを見るところから始めましょう。

安易に借り入れてはいけない

日本公庫は公庫と言う性格も有って、審査は民間に比べれば比較的緩いと言えますが、融資は融資です。返済しやすい方法を選んだとしても、実際に返済していけるかどうかは借り入れ時点では分かりません。重要なのは返済計画を含む事業計画です。民間からの借入ではこのあたりが厳しく審査されますが、公庫の場合にはなるべく貸したいということから返済計画が多少杜撰でも借り入れできることが有ります。そういう場合あとで困るのは借り手です。借りる場合にはしっかりした計画を立てましょう。

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