一戸建て住宅を建てたい!融資証明書がなければ着工してもらえない

最近は一時の様に持ち家志向が強くなくなってきているようですが、やはり出来れば一戸建ての持ち家を建てたいと思っている人は多い筈です。住宅を建てようという場合現金を溜めてからと考えていてはかなりの年齢になるまで持ち家はできないことになりますから通常は住宅ローンを借りて資金を作ることになります。住宅を供給する側も一戸建てを建てようという場合には、金融機関の対応を待って実際に着工するかどうかを決めるというのが普通です。

融資が決まらなければ着工しない

住宅ローンの場合金額が大きく返済も長期間に及びますので、金融機関の審査も時間がかかります。場合によっては時間がかかって最後には審査が通らなかったと言うことも有るわけです。もし審査が通らなければ住宅ローンは借入できませんから別の方法でお金を調達するか諦めるしかありません。そうこうしているうちに着工予定日を迎えてしまうことも珍しいことではありません。しかし住宅を供給する方としてはお金を払ってもらう目途が立たなければ着工はできません。

融資証明書が必要になる

このため着工してもらうためには銀行の融資証明書と言う物が必要になります。この証明書は住宅ローンを組む場合でも全く別のローンで支払う場合でも同じで、支払いの目途がたったということを証明することになります。これを住宅供給会社の方に持って行けば、建設会社の方に連絡が行って着工と言う運びになります。しかし、もし資金が用意できず融資証明書が用意できなければ着工できず住宅の売買契約は破棄するしか方法が無くなってしまいます。

住宅ローンを申込む前に

住宅ローンの審査が通らないということは何らかの問題が有る筈です。たとえば返済中のなんらかの借入が有る場合には通らない可能性が高くなります。またカードローンの返済は済んでいるでしょうか。あるいはクレジットカードの支払いが終わっていないものはないでしょうか。引落し前のものは仕方が有りませんが、過去の支払いが残っているようなことはありませんか。まずそのあたりを確認してみましょう。そのほか過去に何らかの延滞をしたことが有るかなども申込前にチェックしておきましょう。

返済は大丈夫なのか

もう一つ確認しておくことが有ります。そもそも返済していけるだけの収入が有るかと言う点です。もし収入のうち半分近くが返済に回るというような場合年収にもよりますが金融機関が融資すると思いますか、誰が考えても融資すべきではないと結論するでしょう。したがっていくらいい物件であったとしても、分不相応ものを買うことはできません。もし欲しいのであればそれだけの収入を貰うようになってから改めて良い物件を探すようにして下さい。

無理をしてはいけない

住宅ローンを申請すれば金融機関も確実に審査を通し融資証明書が発行されると予想される場合でも、自分の現在の状況を良く分析してから申込むようにしましょう。例えば月収50万円で支出が30万円だとしたら、住宅ローンの返済も比較的楽に行えるでしょう。しかし支出が50万円で毎月ギリギリで生活しているような場合には返済は不可能です。生活を切り詰めれば大丈夫と安易に考えがちですが、そういう場合でも実際に切り詰めた生活に馴れてから借入を考えるべきです。

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