銀行融資は公的融資に無い銀行メリットが有る!反面デメリットに注意

企業が資金を調達する場合、公的機関あるいは民間金融機関、助成金など様々な方法が有り、それぞれにメリットが有ればデメリットもあります金利や借りやすさから考えると公的機関の方が有利なのですが、一般的にいえば一番利用されているのは銀行からの融資で大企業から創業間もない中小企業まであらゆる企業が利用しています。ではなぜ銀行の融資はこれ程利用されるのでしょうか。銀行メリットと言うのは何処にあるのでしょうか。

銀行メリットとは何か

では公的融資に対して銀行融資のメリットを考えてみましょう。これは裏返せば公的融資の問題点ともいえるものですが、まず公的融資を受けるには様々な書類を揃える必要が有ります。銀行融資でも書類は必要ですが公的融資程ではありません。そしてこれが最も問題なのですが、公的融資の場合融資の実行までに非常に長い時間がかかることです。創業支援の場合などは約5週間かかり、タイムリーな利用が出来ません。これに対して銀行ではもっと迅速に対応してくれます。

デメリットもある

これに対して銀行融資にはデメリットもあります。これも公的融資と対比すると分かりやすいのですが、公的融資は最近では世の中にお金を回すためと言う事情もあって比較的審査が緩くなっています。誰でもと言うことではありませんがこの点で非常に利用しやすい融資と言えます。これに対して銀行はあくまで民間企業ですから利益確保が目的でお金を貸します。したがって確実に返済されなければならない訳です。このため銀行融資の審査はかなり厳しいものになります。これが大きなデメリットです。

何が利用しやすいのか

では何を利用して資金を調達すれば良いのでしょうか。これはケースバイケースとしか言えませんが、たとえば創業直後で信用力もあまりないというのであれば公的融資を利用すれば良いですし、できるだけ早く融資が欲しい場合には銀行などの民間金融機関の融資を、また将来有望な技術を持っているのであれば様々な助成金が公的機関や民間から出ますからそれを狙えば良いでしょう。いろいろと検討して自分のところに最も合ったものを利用しましょう。

資金ショートに注意

金利が低く有利だと考えて公的機関の融資を申し込んだとしましょう。この場合融資が実行されるまでは前記の様に時間がかかります。それまで運転資金が有ればこの選択は良い選択と言って良いでしょう。しかしそれまで運転資金がもたなければ資金ショートを起こす可能性が出てきます。したがって融資を申請している間に倒産に追い込まれることも有るわけです。したがってどんなに有利な融資であっても安易に考えているとすべてを失うことになる可能性もあるのです。

何度でも銀行に足を運ぶ

銀行に融資を申し込むとやはり何度か銀行まで足を運ばなければならなくなります。それが煩わしいと感じる経営者もいますが、銀行も借り手の状況を把握しなければ安易に融資の実行には至りませんので、なかなか審査が終わらないような場合には、何度でも銀行に足を運んで、話し合いを続けるようにしましょう。面倒になって諦めてしまったら必要な融資は受けられない訳ですから、必死さをアピールするためにも根気よく続けるようにしてください。

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